車山〜八島湿原XCツアーコース
行った日:2001年3月22日
メンバー:まさや(単独行)
天候:うす曇、微風
難易度:中級(ある程度スキーコントロールが出来て、少々の根気があればOK.)
所要時間:ある程度のんびり行って6時間、ちょっと急ぎ足で4時間、最短で3時間と見た。
補足情報!(その後の経験を踏まえての改善・注意点)
- このレポートではスタートを車山スキー場にしましたが、最後登って終わるので、ペース配分を誤ったり、ミスコースがあると暗くなる前に帰れなくなる恐れがあります。10番の地点からスタートすれば、序盤に登ることになるのでコースの短縮などの調整がしやすくなります。
- 1番から北に向かって登り、エコーバレーとの境になる稜線を行けば、蝶々深山を通るよりも急勾配を回避できます。ただし風が強いので、天候にご注意!
- 10番の地点で方向をよく確認しないと、4番のほうに誤って登ってしまう恐れがあります。谷筋をハの字でないと登れなかったら、誤った方向に進んでいる可能性が高いです。
- 悪天候に日には周囲の地形が見えなくなり、起伏も緩やかなので現在位置も掴みにくくなります。断念する決断も忘れないで下さい。
- 湿原の上は積雪があっても通ってはいけません。
コースマップ(25000分の1地形図:「霧ヶ峰」)
図中の○で囲った数字は写真撮影ポイント番号です。対応する写真にリンクしています。

アプローチ(登山)ルート(リフト乗車時9:50 ※この表示はオーナーの実踏時刻です。)
スタートは車山高原スキー場リフト乗り場としました。実質的なクロカンのスタートとなる車山乗越までの効率の良いルートは、第4ロマンスリフトに乗ることです。リフトを降りたら、そのまま斜面に対し横に移動するように進んでいきます。途中リフトの下をくぐる急な下りの箇所がありますが、自信の無い場合は下りて歩きましょう。そこを通過すると今回の本格スタートである車山乗越(八島方面が見通せる鞍部です)が見えてきます。
車山乗越をスタート(10:15)
まずは下の写真をご覧下さい。左に見えるのがレーダーのある車山、右にふっくらと見えるのがこれから進む蝶々深山です。その間の谷間は車山湿原へと続いています。
蝶々深山へは緩やかな下りの後、緩やかな上りを登って行きます。ウロコ付の板なら平行滑走のまま登れます。
蝶々深山に到着(10:30)
 |
蝶々深山の南側斜面はごらんの様に雪がありませんでしたが、幸い通行するルートは十分に確保できました。左の写真は山頂より車山を望んだものです。 |
| ここが蝶々深山であることを示す道標この周辺だけはコース中唯一雪不足でスキーをはずす必要がありました。 |
 |
 |
蝶々深山からひとしきり下ってなだらかになったところ。すでに何本ものトレースが残っていました。クロカンがごく一部の物好きのするスポーツでないことが証明できたでしょう?小山を右に回避して、その先の谷の左側を進みました。(10:50) |
| そしてついに八島湿原へと下るばかりのところにきました。このあたりはクロカンスキーヤーのための専用ゲレンデという感じで、広々とした雪原を自由に滑り降りる快感を味わえます。もっともクロカンでは自由自在に回転することは出来ませんが。それでもこの爽快感はゲレンデでは決して味わえないものです。 |
 |
いよいよ八島湿原に到着(11:20)
 |
湿原に着いたところで、湿原を左回りに1周してみることにしました。湿原の上を我が物顔で歩き回れるなんて、この季節だけの贅沢ですよね。(※2006注:2001当時の認識の誤りです。愛好者の増えてきた現在、湿原の上には雪があっても歩かないようにしましょう! 雪の上からも伝わる踏圧による泥炭層の圧密の可能性、ゴミや落とし物・種子等の持ち込みなどが問題です)
この写真は湿原の中の小さな池、鎌ケ池の様子です。もう3月で気温がさほど低くないので、完全には凍っていません。 |
| 完全に凍っていないとは分かっていながら接近しすぎて、足元がビチャビチャになってました。
私はかつて宮城県に住んでいたとき、桑沼という沼にクロカンに行ったことがあるのですが、そのとき偶然一緒になった人たちはこれよりもっとビチャビチャの沼の上を平気で歩いていました。そのときの記憶があるのでこんな池にも接近したのですが、本当に大丈夫なのかな?
|
 |
ちょっとお昼休み(11:55〜12:20)
 |
さて、湿原を約半周してビーナスラインに着いたところで、昼食にしました。昼食といってもこの日はあまりに用意が悪かったので急きょ食パンをそのまま持ってきました。(せめてジャムくらい塗っておけばよかったんだけど・・・。)それと魔法瓶に入れた甘〜いコーヒーとバナナ。でも、こんなものでも外で食べると意外とうまいもんです。
ところで左の写真は休憩ポイントから車山方面を見渡したところ。一番右の山頂が平らに見えるのが車山です。ちなみに左の手前に見えるのは八島ケ池。
|
| 再スタート後は湿原の南側の丘の上を歩きました。ここがまた緩やかな起伏が気持ちいいんだな。でも、最後はまた湿原に下りてくるんだけど、いつまでも丘の上を歩いていると最後に沢を渡らなくてはいけなくなってきます。沢のところは樹高2mくらいの木が密生しているので分かります。ようはそこまで来る前に下に下りたほうが良いと言うことです。
帰り道は車山湿原の谷を通って帰ります。右手に八島湿原から流れる沢を、左手に樹林帯を見ながらゆきます。途中右手に諏訪神社境内も見えます。 |
 |
 |
さらに前進すると、前方に別荘らしき建物が何棟か現れてきます。その辺りから先は、樹林帯が車山湿原からの沢に沿って分布しているので、その上の縁に沿って進みます。斜面の途中を横に進むようなので、ちょっと歩きにくいです。
このあたりから南側に見える山の斜面には沢渡スキー場のリフトが見えます。この日は動いていませんでした。(営業しているのかな?) |
| しばらくすると、木立の隙間から沢が見通せるようになってくるので沢筋に下りてみます。写真のように谷が浅いのは、湿原まで近い証拠です。 |
 |
 |
そしてこれが車山湿原から車山を望んだところ。このあたりにつく直前、「おや、足元に穴があいて水が流れている」と思って見ていたら、その場でグサッと足が雪に刺さって、その下にあったツツジの枝を何本か折ってしまいました。ごめんなさい。本当はこのあたりは立入禁止の柵がしてあるところなのですが、雪に埋もれてしまっています。※2006注:私ったら本当にいけない奴だ!実際のルートは湿原の北端(写真左端)に夏道があるので、そこを通らなくてはいけません。
ここから出発点の車山乗越まではもう僅か、なだらかな斜面を登るだけです。13:40にそこまで到着しました。あー、楽しかった。
|
|
下山ルートは、ゲレンデの左端をずっと下りてくればいいのですが、1箇所右の写真のように大きくターンして下りた方が良い箇所があります。お好みのよっては大きなターンなどしないで重力に身を任せても良いでしょう。私にはちょっと怖くて出来ませんでした。
それ以降はプルーク制動で難なく降りてこれます。
|
 |
以上、半日程度で気分よく帰ってこれました。視界がずっと広々と確保されているせいか、ほんと気持ちいいですよ。「メッカ」となっている北八ヶ岳にも行きましたが、それに勝るとも劣らない気持ちよさです。北八ヶ岳ツーリングよりもテクニック的に難しいところが無いので、経験の浅い人には特にお勧めです。
|