フリートレック試用レポート
フリートレック買っちゃった!
ある日、お気に入りフィールドの「ガボッチョ〜池のくるみ」にスノーシューで行った時のこと。ガボッチョの結構急な斜面にカーブを描いたトレースを発見! 「ワシにつけられないトレースを付けおって・・・許さん!」と思って、前々からチェックを入れていた「フリートレック」を買いにア○ペンへと走ったのでした。
フリートレックにはアップダウンモード、ヒルクライムモード、ダウンヒルモードの3つのモードの切り替えができるのですが、ダウンヒルモードではファンスキーと全く同じように滑れるのです。その下りの性能をバックカントリーで使えるのを思うと身震いを禁じ得ないのであります。
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ブーツはファンスキー用でありながらソフトブーツである「ファンドライブ」(ノルディカ製)を選びました。ソフトで歩きやすいものでありながら、付属のハードシェルを取り付けることで、下りでも押さえの効くブーツに変身するのです。写真の右側がハードシェルをつける前。左側がハードシェルをつけたところ。足首とすねの2本のベルクロストラップでがっちりと固定でき、ひざを入れたときの力がしっかり板に伝わるようになります。
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まずはブーツを履く
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このブーツ、靴紐をフックに掛けるだけで緩まなくなる仕掛けが数箇所施されていて、つま先からすねまでしっかり締め上げられる。が、すねまで締めると歩きにくくなってしまうので、足首の少し上までで止めておくのが、下り以外の基本的な履き方。この上にレインパンツの裾をかぶせ、スパッツをしておけば準備完了。
下りの際には、ハードシェルを携行してスパッツの上から装着すれば、全開の滑りが楽しめる。軟らかい雪なら装着しなくても紐を上まで締めるだけでも大丈夫です。 |
ガボッチョへ緩斜面の下りからスタート
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フリートレックを試すフィールドとして今回選んだのは、スノーシューのお気に入りコースのガボッチョコースです。まずは緩斜面の下りなので、かかとを解除したアップダウンモード・シール無(写真)でテレマークターンで下ろうと試みました。しかし16時ごろのスタートだったものの、この日はかなり気温が上がっていて、緩んだ雪ではスキーが時折深く刺さって思うように滑れませんでした。(私の技量の足らないせいかもしれませんが・・・)
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さらに緩やかな下りの滑走
斜面も下りきったに近いところまで来ると、かなり勾配が緩やかになっています。この区間を進むには、アップダウンモード・シール無のまま、踏み出した足の膝を深く曲げて体重を乗せ、ストックで蹴り出した勢いで若干グライディングする走法を取りました。
シールを貼ると滑走性が一変して無くなってしまうので、若干でも下りの勾配が続くときはこのようにしてシール無で進むほうが早いようです。しかしうろこの付いたクロカンの板に比べれば、蹴り足が効ず板の幅が広い分、滑走性では明らかに分が悪いようです。
ガボッチョへの急登
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緩やかで短い登りの場合は、シールを貼らないまま足をハの字にして登る手もありますが、その先に急登が控えている場合は早々にシールを貼ってしまったほうが良いようです。写真の右はシールを貼った状態、左は貼らない滑走面です。
シールを貼るとフリートレックの性格は一変して、ほとんどスノーシューのように安全確実に歩けるようになります。もちろん登りもOKで、その適応した勾配はかなりのものです。
左の写真はヒルクライムモードに切り替えたところで、ビンディングが極端に前に来て、板が雪に刺さることを気にする必要がなくなります。写真のようにヒールリフト機能を使えば、アキレス腱が伸ばされることを緩和して、脚の動きの無駄を抑えられるので大きな効果があります。スノーシューに比べて重量はあるものの、足を引きずったまま前に出せるので、登りの歩きやすさもほぼ互角と言ってよいものです。 |
ガボッチョ山頂部の足場の悪い部分
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ガボッチョ山頂部はもともとツツジが群生している上に、この日の高温で雪が緩み、非常に足場が悪くなっていました。山頂部に着いた時点でシールをはずしてしまっていたので、この足場の悪さには苦しめられました。このような箇所では是非ともシールをつけておきたいものです。 |
いよいよお楽しみの下り
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ガボッチョ北斜面は日が当たらないので、この日でもフカフカで厚みのある雪が残っていました。斜面前半はテレマークのように、後半はこの板ならではのファンスキーライクの下りで楽しんでみました。例によってテレマークターンのほうはうまくできませんでしたが、後半のかかとを固定した下りのほうは最高の気分でした。175cmのアルペンの板では新雪に板のトップを取られて思うようなコントロールなど全くできなかった覚えがありますが、この短い板なら自由自在でした。フカフカの雪が勢いを殺してくれるのでゆっくりと楽しめました。
最後は再びシールをつけてひとしきり上って終わり・・・というコースでした。 |
まとめ スノーシュー、クロカンと比較して
シールを貼ったときの機動性は、ほとんどスノーシューと互角と言ってよいものです。急斜面の下りでも、シールを貼ったままならゆっくりと安全に下りて来れます。スノーシューに劣る点は、長時間歩いた場合に足首やひざなどに掛かる負担がやや大きいこと、用具の扱い自体に多くの注意をそがれるので、自然観察の妨げになる面があること、用具自体が重いことの3点です。それを考えると自然観察にはスノーシューがベターなようです。
クロカンと比べた場合、傾斜がきつい場合は上りも下りもフリートレックに軍配が上がりますが、緩斜面での滑走性はクロカンのほうが明らかに優れています。
この板の使い道としてはツアーというよりも、自力で登って下るオフピステの滑走がもっとも適しているようです。ゲレンデでも行けてしまう所も魅力です。しかしこの板がブームになったら、スキー場は大ピンチですね。
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